【ブランデー テイスティング】カミュ ナポレオン ブック
【基本データ】かつてのカミュのフラグシップ的なゴージャスボトル
・酒名 ［ カミュ ナポレオン ブック ］
・容量 ［ 700ml ］
・アルコール度数［ 40% ］
・原産国 ［ フランス ］
・入手難度
容易 やや困難 極めて困難
1・・・2・・・3・●・4・・・5
・カクテルベースとして
難しい 普通 向いている
1・・・2・・・3・・・4・・・5
0● 使ってはいけない（もったいない）
色合い
濃淡
無色透明 琥珀色 近黒色
0・・・・・・・・・1・・・・・・・・・2・・・・●・・・・3・・・・・・・・・4
・カラー［ 少し赤みがかっているアンバー ］
香り
赤果実系
・ラズベリー ・さくらんぼ ・ザクロ
黒果実系
・カシス ブルーベリー ・プラム ・黒色ぶどう
柑橘系
・オレンジ
その他果実
・マスカット ・アプリコット ・フランボワーズ ・イチジク ・マーマレード
スパイス系
・こしょう ・生姜 ・シナモン ・紅茶 ・ウーロン茶 ・オレンジピール
シリアル（穀物類）系他
・焼いたパン、トースト ・しょうゆ
花、草木、自然系他
・カエデ（メイプル） ・ハチミツ ・枯れ草 ・藁（わら） ・キノコ類 ・落ち葉
・キンモクセイ
樽香、熟成由来の香り
・オーク樽香 ・コーヒー ・チョコレート ・カラメル ・ドライフルーツ
・レーズン ・プルーン ・燻香・焦げ臭 ・葉巻
アタック・第一印象
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・●・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ 度数以上のアタック、好感がもてる ］
味わい・テイスティング
甘味
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・●・・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ 濃厚な甘みだがくどくない ］
辛み
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・●・・・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ ドライな飲み口も感じる ］
苦味・渋味
なし 普通 強い
0・・・・・・・・・1・・・・●・・・・2・・・・・・・・・3・・・・・・・・・4
コメント［ 心地よい苦味が口の中に残る ］
凝縮感・熟成感
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・●・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ 長期熟成の原酒から来る熟成感 ］
個性
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・・●・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ カミュのフラッグシップ的な存在 ］
味わいから感じるフレーバー
・スパイシー ・ウッディ ・フローラル ・フルーティ
飲み口（風味・酒質）
・キリッと ・切れ味ある ・ドライ ・刺激的な ・ピリッとした
・しっとりとした ・まろやかな ・温かな ・心地よい ・まったりとした
・馥郁（ふくいく）とした ・エレガント ・甘やかな ・暖かみのある
・上品な ・豊かな ・奥深い ・芳醇な ・豊潤な ・ふくよかな
・味わい深い ・確かな ・ゴージャスな ・華やかな ・厚みのある
・深みのある ・コクのある
バランス
平凡 一般的 良好
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・●・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ 安定のバランス感 ］
ボディ・骨格
ライト ミディアム フル・ヘビー
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・●・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ やや厚みを感じるミディアムボディ ］
フィニッシュ
短い 普通 長い
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・●・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ 長くはないが、かすかに口の中に残り続ける ］
総評・コメント
１９６３年、カミュの創業１００周年を記念して開発されたのが「カミュ・ナポレオン」という高級コニャックでした。
以来、高品質のブランデーを作り続けて「ナポレオンならカミュ」の評判を得るようになりました。
カミュ社はグランド・シャンパーニュ地区とボルドリ地区に自社農園を持っていて、ここでユニブラン種（サンテミリオン種）のぶどうを栽培しています。
この農園で栽培されたぶどうを原酒としてブレンドし、カミュの味わいの核としています。
自社農園のぶどうだけではカミュの全製品をまかなうことができないため、不足分は他の農家や蒸留業者に協力を仰いでいます。
そしてこのボトルの形状が独特な「ブック（本）シリーズ」の他、「ドラム（太鼓）シリーズ」や「バレル（樽）シリーズ」などもあり、これらはフランスきっての陶磁器名産地リモージュなどで作られています。
飲み終わった後の容器もインテリアなどで活用できて、ちょっと豪華な雰囲気を醸し出すことができますね。
かつて昭和の時代、少し裕福な家のサイドボードにはこうした「ナポレオン・ブック」などの高価なお酒が大事そうに飾られていて、とっておきの集まりなどのときに振る舞われたものでした。
味わい的には前述した「カミュ・ナポレオン」と共通する部分が多く、ナポレオン級以上のコニャックが詰められています。
重厚で奥行きがあり、いかにもかつての昔懐かしいコニャックの味わいが楽しめます。昭和の時代に思いを馳せながら、チビリチビリと飲んでみたい１本です！
