【ウイスキー テイスティング】ダルウィニー15年
【基本データ】軽快で穏やかな甘み、肩肘はらずに楽しめる1本
・酒名 ［ ダルウィニー15年 ］
・容量 ［ 700ml ］
・アルコール度数［ 43% ］
・原産国 ［ スコットランド・ハイランド地方 ］
・入手難度
容易 やや困難 極めて困難
1・・・2●・・3・・・4・・・5
・カクテルベースとして
難しい 普通 向いている
1・・・2・・・3・・・4・・・5
0● 使ってはいけない（もったいない）
色合い
濃淡
無色透明 琥珀色 近黒色
0・・・・・・・・・1・・・・・・・・・2●・・・・・・・・3・・・・・・・・・4
・カラー［ 綺麗なゴールドの琥珀色 ］
香り
赤果実系
・イチゴ ・さくらんぼ ・ザクロ ・リンゴ
黒果実系
・黒色ぶどう
柑橘系
・レモン ・グレープフルーツ ・オレンジ ・シトラス ・青リンゴ
その他果実
・洋ナシ ・マーマレード
スパイス系他
・白、黒こしょう ・生姜 ・シナモン ・ジャスミン茶 ・ハーブ ・ジュニパーベリー（松ヤニ） ・オレンジピール
ミネラル系他
・石灰
シリアル（穀物類）系他
・大麦
花、草木、自然系他
・ヒース ・梅 ・青草 ・森林 ・ピート（泥炭） ・松の木 ・木の実
樽香、熟成由来の香り
・オーク樽香 ・バーボン樽香 ・カカオ ・クラッカー ・ナッツ、クルミ
ペトロール（石油）アルコール臭系
・セメダイン、ボンド ・消毒液
アタック・第一印象
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・●・・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ まずます、穏やかなアタック ］
味わい・テイスティング
甘味
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・●・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ モルティでハチミツのような甘さ ］
辛み
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・・●・・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ ドライ感もしっかり ］
凝縮感・熟成感
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・●・・・・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ 熟成感はそれほど強くない ］
個性
弱い 普通 強い
1・・・・・・・・・2・・・・・・●・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ いい意味でも悪い意味でも平均的 ］
味わいから感じるフレーバー
・スパイシー ・ピーティ ・フローラル ・フルーティ
飲み口（風味・酒質）
・シンプル・スムーズ・ドライ・マイルド
・じんわり・まろやかな・穏やかな・飾り気のない
・素朴な・外連味（けれんみ）のない・甘やかな
バランス
平凡 一般的 良好
1・・・・・・・・・2・・・・・●・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ 全体的に印象が薄いイメージがある ］
ボディ・骨格
ライト ミディアム フル・ヘビー
1・・・・・・・・・2・・・・・●・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ ややライトボディよりのミディアムボディ ］
フィニッシュ
短い 普通 長い
1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・●・・・・・4・・・・・・・・・5
コメント［ スパイシーなフィニッシュが続く、その後さっと消えていく ］
総評・コメント
北ハイランド地方、サーモンフィッシングの名所としても有名なスペイ川の最上流地域に位置する蒸溜所が「ダルウィニー」です。
創業は１８９８年、設立当初は「ストラススペイ蒸溜所」と呼ばれていましたが、１９０５年に蒸溜所が買収されたのを機に「ダルウィニー蒸溜所」に改名されました。
「ダルウィニー蒸留所」の標高は３２６メートルとされ、スコットランドで２番目に高い標高にある蒸溜所と言われています。
１９７０年代までは「スコットランドで一番標高の高い蒸溜所」とされていましたが、１９７０年に入って「ブレイヴァル蒸溜所」ができると、「標高一位の蒸留所」の座を譲ることになりました。
以前、ディアジオ社の「クラシックモルト」シリーズの１つとして、スペイサイドを代表するモルトとして「クラガンモア」を紹介しました。
こちらの「ダルウィニー」も、北ハイランド地方を代表するモルトとして、６つの「クラシックモルト」の１つに選出されている銘酒です。
この「ダルウィニー１５年」は、軽快で穏やかな飲み口と、モルティで滑らかな甘さが舌に残る美味しいウィスキーですが、ややインパクトに欠ける印象があり、小さくまとまっている感は否めません。
デイリー飲みにはいいかもしれませんが、値段的には比較的高値で取引されていて、立ち位置が中途半端になっている気もします。
ただし「ダルウィニー蒸留所」のポテンシャルが高いのも事実で、実際上記に挙げた「クラシックモルト」シリーズの「ダルウィニーダブルマチュアードディスティラーズエディション」は全ての要素が高次元でまとまっていて、非常に上質な傑作モルトであったと記憶しています。
これからの活躍が期待される蒸留所の１つです！
