【ウイスキー テイスティング】ブナハーブン12年|リカーバード【蒸留酒】

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【ウイスキー テイスティング】ブナハーブン12年

  1. 基本データ
  2. 色合い
  3. 香り
  4. アタック・第一印象
  5. 味わい・テイスティング
  6. 総評・コメント

 

【基本データ】シェリー樽のニュアンスが強調された新しいブナハーブン

 

ブナハーブン12年 (1)

 

・酒名     [ ブナハーブン12年 ] 

・容量     [ 700ml ]

・アルコール度数[ 46.3% ]

・原産国    [ スコットランド・アイラ島 ]

・入手難度

容易   やや困難   極めて困難

1・・・2・●・3・・・4・・・5

・カクテルベースとして

難しい   普通   向いている

1・・・2・・・3・・・4・・・5

0● 使ってはいけない(もったいない)

 

色合い

 

濃淡

無色透明              琥珀色               近黒色

0・・・・・・・・・1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3●・・・・・・・・4

 ・カラー[ かなり赤褐色の強い琥珀色、マホガニー色 ]

 

香り

 

赤果実系

・イチゴ ・さくらんぼ ・ザクロ

 

黒果実系

・カシス ・プラム

 

柑橘系

・オレンジ ・シトラス

 

トロピカルフルーツ系

・マンゴー ・パイナップル

 

その他果実

・アプリコット(杏) ・バナナ ・フランボワーズ ・イチジク ・マーマレード

 

スパイス系他

 ・白・黒こしょう ・紅茶 ・ウーロン茶 ・オレンジピール ・イソジン

 

シリアル(穀物類)系他

 ・大麦 ・焼いたパン・トースト ・しょうゆ

 

花、草木、自然系他

 ・ハチミツ ・枯れ草 ・藁(わら) ・腐葉土 ・海藻・潮の匂い

 ・サトウキビ(黒糖) ・落ち葉 ・スモーク臭 ・鰹節・出汁

 

樽香、熟成由来の香り

 ・オーク樽香 ・シェリー樽香 ・バーボン樽香 ・カカオ

 ・チョコレート ・カラメル ・ココア ・レーズン ・プルーン

 ・燻香・焦げ臭 ・葉巻 ・ヨード香 ・焚き火

 

乳製品系

 ・バター

 

アタック・第一印象

 

弱い                普通                強い 

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・・●・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ 46.3%なりのアタック。ブナハーブンのイメージを覆す強さ ]

 

味わい・テイスティング

 

甘味

弱い                普通                強い

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・●・・・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ ビターチョコレートのような甘み ]

 

辛み

弱い                普通                強い

1・・・・・・・・・2・●・・・・・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ 後口にすっきりとした切れ上がり ]

 

塩味

なし                普通                強い

0・・・・・・・●・1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・・・・・・4

コメント[ わずかにブリニー感 ]

 

苦味・渋味

なし                普通                強い

0・・・・・・・・・1・・●・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・・・・・・4

コメント[ チョコレートの苦味と甘みの共存 ]

 

凝縮感・熟成感

弱い                普通                強い

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・・●・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ シェリー樽由来の干しぶどうを集めたような凝縮感 ]

 

個性

弱い                普通                強い

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・●・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ 以前のブナハーブンよりも主張の強い味わい ]

 

味わいから感じるフレーバー

 ・ヨード様 ・ウッディ ・フルーティ

 

飲み口(風味・酒質)

 ・刺激的な ・ピリッとした ・まったりとした ・とろけるような

 ・甘やかな ・暖かみのある ・豊かな ・芳醇な ・味わい深い

 ・しっかりした ・厚みのある ・飲み応えのある ・濃厚な

 ・凝縮感のある ・焦げたような

 

バランス

平凡                 一般的                 良好

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3●・・・・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ 平均的バランスだが、シェリー感がやや出すぎているか? ]

 

ボディ・骨格

ライト              ミディアム           フル・ヘビー

1・・・・・・・・・2・・・●・・・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5 

コメント[ アルコール度数から想像するよりもかなりライトボディ ]

 

フィニッシュ

短い                普通                長い

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3●・・・・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ フィニッシュは中庸 ]

 

総評・コメント

 

今回ご紹介するのは「ブナハーブン12年」です。

「ブナハーブン蒸溜所」の創業は1881年、「ウィスキーの聖地」とも言われる「アイラ島」に、ウィリアム・ロバートソンとグリーンリース兄弟によって設立されたと伝わります。

アイラモルトと言えば「スモーキー、ピーティな味わい」があまりにも有名で、それが故に「好き嫌いがはっきり分かれる味」だと言われています。

一方でこの「ブナハーブン」のモルトは、アイラモルトの中でも「最も軽く優しい飲み口」として知られていて、アイラモルトの「異端児」的な立ち位置となっています。

1990年代まではアメリカのマーケットで需要が高かったようですが、2020年代の現在、アメリカでどの程度の人気があるのか定かではありません。

ラベル中央には船乗りがデザインされていて、いかにもアイラ島のモルトらしい好印象を持ちますが、今では徐々にこの船乗りのサイズが縮まってきています。

現行のボトルではエイジの表記の背景の色が赤くなっているようですが、ニューボトルなのかどうかは不明です。

この30年の間、「ブナハーブン」はボトルデザインにも様々な変化がありましたが、その中でも味わいに大きな影響を与えているのが「アルコール度数の変更」です。

他のスコッチモルト同様、「ブナハーブン」でも1990年代までは「43%」でした。

その後2000年代に入り「40%」に引き下げられ、更に「ブナハーブン」の原酒本来の味わいを追求するため、現在では「46.3%」に見直されています。

そのためか、従来から言われ続けてきた「軽くて優しい飲み口」にも変化が見られ、この「ブナハーブン12年」はかなり主張の強い味わいとなっています。

「ブナハーブン蒸溜所」ではバーボン樽熟成がメインと言われていますが、この「ブナハーブン12年」には強いシェリー香が感じられます。

色味もそうですが、かなりシェリー樽のニュアンスが前面に出ていて、シェリー香が苦手な人には敬遠される1本かもしれません。

「アイラモルトらしくない」という点では変わりませんが、新たな「ブナハーブン」の個性を生み出そうとする、意欲的な1本とも言えますね。

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■ 原材料

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■ 原産国

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