【ウイスキー テイスティング】グレンスコシア ダブルカスク|リカーバード【蒸留酒】

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【ウイスキー テイスティング】グレンスコシア ダブルカスク

  1. 基本データ
  2. 色合い
  3. 香り
  4. アタック・第一印象
  5. 味わい・テイスティング
  6. 総評・コメント

 

【基本データ】2019年IWSCで金賞受賞、新生グレンスコシアの注目ボトル

 

グレンスコシアダブルカスク (1)

 

・酒名     [ グレンスコシア ダブルカスク ] 

・容量     [ 700ml ]

・アルコール度数[ 46% ]

・原産国    [ スコットランド・キャンベルタウン地方 ]

・入手難度

容易   やや困難   極めて困難

1・・・2・・・3・●・4・・・5

・カクテルベースとして

難しい   普通   向いている

1・・・2・・・3・・・4・・・5

0● 使ってはいけない(もったいない)

 

色合い

 

濃淡

無色透明              琥珀色               近黒色

0・・・・・・・・・1・・・・・・・・・2・・・・・・・・●3・・・・・・・・・4

 ・カラー[ かなり深い赤褐色・ブラウン色。 ]

 

香り

 

赤果実系

 ・リンゴ

 

トロピカルフルーツ系

 ・パイナップル ・キウイ

 

その他果実

 ・桃 ・アプリコット(杏)

 

スパイス系他

 ・白・黒こしょう ・緑茶 ・ジュニパーベリー(松ヤニ) ・カモミール

 ・リンドウ ・漢方薬 ・朝鮮人参 ・イソジン

 

シリアル(穀物類)系他

 ・大麦 ・うるち米 ・コウリャン米

 

花、草木、自然系他

 ・ミント ・土 ・海藻・潮の匂い ・キノコ類 ・大葉 ・紫蘇(シソ)

 

樽香、熟成由来の香り

 ・オーク樽香 ・シェリー樽香 ・バーボン樽香 ・コーヒー ・カラメル

 ・ドライフルーツ ・レーズン ・プルーン ・燻香・焦げ臭 ・ヨード香 ・タフィー

 

ペトロール(石油)アルコール臭系

 ・ガソリン・灯油 ・セメダイン・ボンド

  コメント[ 焼酎のようなニュアンスの匂い。 ]

 

アタック・第一印象

 

弱い                普通                強い 

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・●・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ 46%という度数の割には優しい口当たり。 ]

 

味わい・テイスティング

 

甘味

弱い                普通                強い

1・・・・・・・・・2・・・・・・●・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ キャラメルやバニラの程よい甘さ。 ]

 

辛み

弱い                普通                強い

1・・・・・●・・・2・・・・・・・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ ごく僅かなドライ感。 ]

 

塩味

なし                普通                強い

0・・・・・・・・・1・・・・・・・・・2・・・・●・・・・3・・・・・・・・・4

コメント[ 塩キャラメルのような、甘さと塩みが一体となったブリニーさ。 ]

 

苦味・渋味

なし                普通                強い

0・・・・・・・・・1●・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・・・・・・4

コメント[ バーボン樽を焦がしたような苦味。 ]

 

凝縮感・熟成感

弱い                普通                強い

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・●・・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ バーボン樽とシェリー樽によるダブルカスクの熟成。 ]

 

個性

弱い                普通                強い

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・●・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ キャンベルタウンモルトらしいブリニーさ。 ]

 

味わいから感じるフレーバー

 ・スパイシー ・ヨード様 ・ウッディ ・ピーティ ・フルーティ ・シリアル様

 

飲み口(風味・酒質)

 ・ピリッとした ・マイルド ・じんわり ・滑らかな ・温かな

 ・まったりとした ・甘やかな ・暖かみのある ・ビロードのような ・豊潤な

 ・ふくよかな ・味わい深い ・確かな ・リッチな ・しっかりした ・芯のある

 ・厚みのある ・深みのある ・コクのある ・濃厚な ・力強い ・熱っぽい

 

バランス

平凡                 一般的                 良好

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3●・・・・・・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ ノンチルからくるものなのか、やや焼酎のような匂いが鼻につく。 ]

 

ボディ・骨格

ライト              ミディアム           フル・ヘビー

1・・・・・・・・・2・・・・・●・・・3・・・・・・・・・4・・・・・・・・・5 

コメント[ 46%の度数の割には軽い。ライト寄りのミディアムボディ。 ]

 

フィニッシュ

短い                普通                長い

1・・・・・・・・・2・・・・・・・・・3・・・・・●・・・4・・・・・・・・・5

コメント[ フィニッシュは長い。スパイシー&潮の風味が残る。 ]

 

総評・コメント

 

今回ご紹介するのは「グレンスコシア ダブルカスク」です。

以前ご紹介した「スプリングバンク」と並んで、キャンベルタウンモルトの伝統を今に伝える貴重な蒸溜所ですが、創業は1832年1835年とする説もありますが、ここではラベルの表示に従います)にまで遡ります。

創業は「スチュアート・ガルブレイス社」、設立当時キャンベルタウンは「世界のウィスキーの首都」と呼ばれるほどウィスキー造りが盛んで、蒸留所も20カ所以上稼働していたと言われています。

ニッカの創業者「竹鶴政孝」氏が1920年代に修行を積んだことでも知られるキャンベルタウンですが、1930年代には世界恐慌やアメリカ禁酒法などの影響を被り蒸留所は次々と閉鎖、とうとう「スプリングバンク」「グレンスコシア」の2つの蒸溜所を残すだけになってしまました。(2000年に入ってようやく「グレンガイル蒸溜所」が復活を遂げます。)

「グレンスコシア蒸留所」も上記のような世界的な経済動向の煽りを受け、幾度となくオーナー変更と蒸留所の閉鎖・再開を繰り返してきましたが、2014年にロッホ・ローモンド社の傘下に入って以降、ニューラインナップを精力的にリリースしています。

この「グレンスコシア ダブルカスク」もそのシリーズの1つで、製法上の特徴としては全てのボトルで「ノン・チルフィルター(低温濾過処理を施していない)」でボトリングを行なっていることです。

そのためか、味わいに深いコクとはっきりした塩味(Briny)があり、以前の「グレンスコシア」に比べると骨格ががっしりしている印象を受けます。

この「グレンスコシア ダブルカスク」ですが、まず「ファーストフィルバーボンバレル」で熟成させた後、「ペドロヒメネスシェリーカスク」12ヶ月の追加熟成(追熟)を行なったボトルです。

それぞれの樽の風味や「グレンスコシア」の塩キャラメルのような甘み、加えて潮の香りも相俟って非常に意欲的な味わいに仕上っていますが、旧ボトルの素朴な味わいに慣れ親しんだ身としては、少々複雑な気分です。

2019年には「IWSC(インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション)」金賞を受賞している評判の高いボトルでもあり、今後の蒸留所の動向に注目して行きたいと思います。

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■ 原材料

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■ 原産国

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